"マドギワ" サラリーマン研究員の日常

妻子持ちマドギワ企業研究員が経済的自由の達成を目指して投資に挑戦しています。子育てや仕事についても綴ります。

社会のメガトレンドから投資対象を選別したい

 

f:id:ooyukida:20190410234853j:plain

 

お久しぶりです。ooyukidaです。

社会のメガトレンドから魅力的な投資対象を見つけられれば、仕事との両立ができる!

 

研究開発という職種なので、世の中の動向を常にウォッチしていたいなあという気持ちがあるのですが、その知識を資産運用に活かせないかな〜と思うようになってきました。

 

会社では研究テーマが潰されないように延命(笑)しながら予算をとらないといけないので、経営層を良い意味でだます必要があります。これはどこの会社でも一緒なんじゃないかな。

将来的な市場フォーキャストを出しながら、こんな美味い市場があってうちのこの技術は利用できまっせ!!という感じで夢を見させてあげるんですね。。

 

一方、本来の投資というのは、投資対象に大きな利益が出て、その利益が投資家に還元されることを狙っているものと理解しています。

ですので、市場の伸びが期待できる分野に集中投資できれば効率よく資産を増やすことができるんじゃないかな。

 

投資をする分野と仕事の中身が近い場合は、興味のある分野を両輪として学べるということで一石二鳥で良いですよね。

 

ですが仕事と資産運用の大きな違いは一つあります。

仕事では自分のお金を使わないので、ある種言いたい放題ができます。うまく経営層を騙せれば(笑)、会社のお金でテーマをドライブできます。

そして万が一失敗しても私みたいなペーペーリーマンにはあまり責任はないのですよね(変なレッテルを貼られるかもしれませんが)。毎月決まった給料は貰えますし、何と言っても責任は基本は上司が追いますから笑。

それに研究開発というのは失敗はつきものです。市場は伸びても自社がプレイヤーとして活躍できているかは不透明です。事業として成り立たなくても、基盤技術を拡大できたという考え方もできます。

 

しかし資産運用は違います。これは自分のお金です。なので失敗はしたくない。投資テーマを絞るというのは分散投資とは真逆なので、当たれば良いですが外れれば市場平均を大きくアンダーパフォームする可能性もあります。そのことは肝に命じておかないといけません。

 

今考えている投資テーマの絞り方

これは仕事のテーマ(事業)探索とも通じるところがあるかもしれません。

世界のメガトレンドなどから特定分野を選択し、フォーキャストから市場の伸びを予測する。その実現可能性を分析して、そこにワクワク感やドキドキ感があるかで最後判断する、こんな感じかなと思っています。

市場が伸びたとして、その世界に心が踊るかというのは重要ですよね。最後はそのストーリーに夢を見れるかという話になってくると勝手に思っています。

 

メガトレンドはいくつかありますが、個人的に注目しているのはキャッシュレス、5G、環境、医療・健康あたりです。

環境問題

今日は環境問題について考えたことを書いてみます

COP21に代表されるように、CO2排出削減は環境問題にとって大きな課題の一つです。自動車なんかはCO2を排出する代表作でありまして、各国が結んだ規制(アメリカは抜けたようですが)がドライビングフォースとなり電気自動車や燃料電池車が普及すると思われます。

ただし、現実は?

電気自動車として走らせるためには大きなバッテリーが必要です。燃料電池車として走らせるためには水素ボンベを積まないといけません。ですがそれらを積載すると車体重量が重くなり走行距離が維持できません。だからこそ車体の軽量化が重要になります。

車体の軽量化には強化繊維プラスチックという素材が検討されているようです。一時期流行った時代があったようにも思います(私だけ??笑)。

ですが繊維のコストダウンがなかなかできないというジレンマや(ポリアクリルニトリルの価格が落ちない!!)、鉄板の成型に比べて生産性が著しく悪いことなど、汎用車への適応はまだまだ道半ばです。コストや生産性が緩い航空機やハイエンド車には採用されていますが。

(生産性を上げるために熱可塑樹脂の使用も検討されていますが、強度が出ないなど苦労されているようです)

それに強化繊維プラスチックが大量に使用される=リサイクルをどうするか、リペアをどうするか、最近ようやく取り上げられてきた話題ですが、汎用車への展開を考えると避けては通れない課題です。

ざっくり書きました。鉄板を置き換えるというコンセプトはおもしろいですが、電池業界や軽量部材メーカー(東レ・帝人など)が爆発的に伸びるかというと個人的にはクエスチョンです。

 

CO2関連だとCCS(二酸化炭素の貯留)もありますが、昔からやられているけどいまいち技術革新が起きていない分野なイメージです。

 

そのほかに海洋プラスチック問題もあります。

海に漂うプラスチック片を魚が食べたりささったりという報道をこの数年よく聞くようになりました。

実際どうなんでしょう・・・、新興国などがきちんとモラルを理解してきちんとゴミを分別すれば解決するような問題ではないのかな?市場は調べていないのでよくわかりません。

スタバがプラスチック製のストローを禁止して紙製のストローが出てきたあたりまではフォローしていましたがそのさきは・・・

 

一昔前、CMなんかでも目にしたスクラブ洗顔、スクラブ入りの歯磨き粉、化粧品などは小さいプラスチック片(マイクロプラスチック)が入っていて下水道から海に流れて、魚が食べるというのは聞いたことがあります。今はその代替なのかは知りませんが炭の粒子が使われているようです。

生分解性プラスチックは既にいくつかありますが、これらの市場が伸びるかは既存の汎用プラスチックを性能面で置き換えられるか、コストをどこまで下げられるかが重要でしょうね。

また体内に入る(付着する)ようなものだと、素材の種類の法規制・登録も厳しそうです。原料を天然から誘導してくるとか、海洋・土壌などの微生物で酸化分解を促進する触媒を既存プラスチックに添加するなどの手法も検討されているみたいです。

環境分野を調べてみて思ったこと

環境分野といっても非常に広範囲で全てを網羅できている訳ではなく、ごく限られた分野を簡単に調べただけですので、今後も色々と調べてみたいと思っています。

 

ESGというキーワードがあるようにこれからの人類は如何に環境と調和・共生していくか、その方法の確立の重要性は一般認識としてあります。ですのでこれらの分野への取り組みは大義名分が立ちやすく、外からも見栄えが良いという感想です。

 

同時に、この分野への取り組みにはそういう性質もあるので、爆益が出るような分野ではなさそうだなという印象も受けます。この分野が発展して今の生活がガラリと変わる訳ではないかな〜という感じですね。

ですので今のところ、この分野へ投資をしようとはなかなか思えませんでしたね。

 

まあ環境分野というのは主に素材産業が鍵になるとは感じました。素材産業は化学メーカーですから科学技術の発展が大切になります。

ただ科学技術は工学と比較して技術革新のハードルが高いです。自然科学ですので不確実性の塊みたいなものなのでしょうがないのですが。すぐに結果は出ないと思いますが、日本がリードしている限られた産業と思うので、日経メーカーには頑張って欲しいですね( ^∀^)

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村 株ブログ 高配当株へ
ブログランキング・にほんブログ村へ