"マドギワ" サラリーマン研究員の日常

妻子持ちマドギワ企業研究員が経済的自由の達成を目指して投資に挑戦しています。子育てや仕事についても綴ります。

現役研究開発職が本気で伝える!この職種で良かったこと・面白いと思うこと7選

 

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はじめに

私は新卒で某メーカーの研究開発職で採用をいただき、中央研究所で数年間、新規事業の立ち上げに伴う研究開発に取り組んできました。

会社・業界によって仕事の取り組み方は様々であり、どこまで参考になるかは分かりませんが、私の感じたこの職種で良かったことと7選をお伝えします。

この記事をみて、謎な事が多い研究開発職の生活を少しでも理解されることを期待します。

 

研究開発職でよかったこと・楽しいこと【業務編】

① 同僚は根が真面目で優しく常識的で仕事がしやすい

理系研究職で入社してくる人は、みんなとても真面目で優しいです。

考えてみると、今の世の中でそこそこのレベルの会社に研究職で入社できる人は、ある程度以上の学歴で常識があり、かつ、鬼のような大学院時代を過ごしています。

修士卒ならばB4時代も入れて3年間、博士卒ならばB4時代も入れて5年間も大学の研究室に所属し、無給でスタッフからコキ使われます。研究能力だけでなく精神面も十分鍛えられています。

 

研究を行なっている人は、物事を合理的に考えるクセがついており、日常生活においても理不尽な発言をする人は少ないです。

(クセのあるひとはいますが、やはりロジカルに考えての発言なので、めんどくさいかもしれませんがちゃんと聞けば納得できることが多いです)

 

そして、大体の人は研究内容や扱っている「モノ」にはのめり込んで必死に考えていますが、人間関係はそこまで執着することは無く、どちらかと言えば興味は無いです。

 

そのような周囲のレベルが高い職場環境で仕事をすることになるため、日常的につめられることはそんなにないでしょう。

(自分の能力が足りなくて自滅することはあるかもしれませんが・・・)

 

② 仕事は比較的自由で個人の裁量に任せられる

研究の、特に基礎フェーズは顧客がついている訳では無いので時間に追われる事はそんなに無いです。比較的自分で業務内容をコントロールする事ができます。

業務の性質上、データとりなど時間がかかることもありますが、私の会社では残業代が1分単位で払われるのでストレスに感じたことはありません。

そこそこ大きなメーカーだと組合の力も強いので、労働環境を問題視することはそんなに無いと思います。

そして業務内容が好きな人も多く、定時で帰るということに物足りなさを覚える人も一定数います。好きで残業する人も多いですね(当然、残業代は出ます)。

 

ただ、目標設定は厳しいところを要求されるので、それを達成するためには様々な検証をしないといけません。結果が出てないときや、大きな会議が近くなる時はしんどい時も多いですね、、、

 

③ 業務のディスカッションが楽しい

研究所は比較的自由な雰囲気があります。若手同士でディスカションをすることは個人的に好きです。

このアイデアでこういうことができるのでは?みたいなことを色々と言い合うのはやっぱり楽しいです。

「さっきの報告してた内容だけどさ、ここをこういう風にすればもっとよくなるんじゃない?」みたいなことをよく言ったりします。

 

たまにアングラでアイデアを実証して、それが行けそうな感じの結果だったりするとテンションは爆上がりです。

「俺すげ〜〜〜」ってなりますが、大抵上司から冷静なツッコミが入ります(笑)

 

④ 新しい技術に触れる機会が多い

アカデミア、政府機関系の研究グループ、優れた技術を持つベンチャー企業の研究員などと関わる機会が多いです。また、展示会などで同業や川上・川下メーカーの動向を調査する場合もあります。

会いたい人には直接アポイントをとって話を聞きに行くこともありますし、学会をピンポイントで狙って行くこともあります。社内で許可が出れば学会発表をすることもありますよ。論文を書く時間はあまりないですが、そういうアウトプットが好きな人もいます。私も見習わないと。

特許出願はよくしています。うちはノルマはないのですが、ノルマがある会社もあるみたいですね(半年に1報とか)。

 

学生時代は論文を読む機会が多かったのですが、会社に入ったら特許を読むことばっかりです。

最初の頃はクセのある文章なので眠くなることも多かったですが、今は普通に読めてしまうあたり、慣れって怖いですね(笑)

 

⑤ 「モノ」「コト」作りはなんやかんや楽しい 

これが一番ですね。なんやかんや言ってやっぱり「モノ」や「コト」を作るのは楽しいです。

会社ではどんなに基礎的なテーマでも実用化を見越して研究開発が行われています。

コストとか法規制とか色々な縛りはありますが、やっぱり自分のアイデアが実用化されることを想像するとやりがいがありますね。少年のようなキラキラした夢に向かって仕事をする事ができますよ!

 

単純に自分の考えが形になる時は面白いです。「モノ」ができたらやっぱり「あーー、できたわーー」ってなります。そして狙った通りに働いてくれると「キターーー*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*」ってなります。一喜一憂するのはよく無いのですが(笑)

 

大抵のテーマは「ここの分野のこういう課題を解決する」という社会にとって明らかに有用で発展に寄与できる、明確なやる意義があります。そこに自分の持っている人間力コミュ力・技術力・知識などなど)で勝負します。面白いですよ。うまくいったら生きていた意味があったなと思えるじゃないですか。

 

さらに言えばそういったテーマ(やる「コト」)を見つける能力も要求されます。社会全体のメガトレンドを把握しつつ、どこに課題があるのか、うちの強みはどうすれば生きるのかを常に考えます。一流の企業研究者かどうかはここの発想の差が大きいですね。私ももっと頑張らないと行けません。

 

社会の課題が見つかり、ある程度の市場もありそうだと言う場合は、まずは技術的にいけそうかどうかをアングラで検証します。(まだ権限ないので、ひたすらボトムアップです笑)

先行技術を検証し位置付けを明確にしたのちに、技術的に抜けるという感覚や戦略を持てたら周りに相談して、食いつきをみて判断していくイメージでやっています。

まあ、テーマが潰れてしまうこともありますが・・・笑

 

研究開発職でよかったこと・楽しいこと【番外編】

 

⑥ 理系研究職のギャップを利用できる

研究職と聞くと頭は良いけど、メガネで七三分けで、汚い白衣か作業着を着ていて、ボソボソ喋るオタクと言うイメージを持つ人が多いかもしれません。

 

それで良いのです。そこからのギャップを利用できるため、他職種と比べて「何この人意外!」と思わせることが容易です。

 

新入社員もそうだし、付き合いのある研究室の学生さんを見ていてもそうですが、今の理系院生でザ・研究者ってキャラの人は10%いるかどうかです。オタク気質な人はいるかもしれませんが、個人的にはそのような人の方が人間的に面白いです。

 

とりあえず会社に入ったら、運動系のサークルに入りましょう。

大抵のメーカーには社内サークルがあります。最悪なければ社外のサークルまたはジムでも良いと思います。そう言うところは自分と同じような経歴の仲間が多いので、体育会系からはほど遠く、めちゃめちゃのんびり活動しています。幽霊部員も大歓迎です。とにかく運動好きアピールを無理なくできる状況にしましょう。

 

「理系研究職」なのに「フットサルやってます」とか

「理系研究職」なのに「テニスやってます」とか

「理系研究職」なのに「バドミントンやってます」とか

「理系研究職」なのに「ジム通って次フルマラソン挑戦します」とか

 

「なんかこの人意外」感が出せます。ちょっと活動してれば信用に値するエピソードも余裕で出てきます。

 

さらに言えば

「理系研究職」なのに「毛先遊ばせている風貌」と、

見た目が少しばかりチャラチャラしていても、理系研究職という重みがその人の信用を倍増させます。

 

可能であれば、電気知識に強いとか、機械知識に強いとか、薬の知識に強いとか、日常生活を科学的に見る視点を併せて持ち合わせおくと、実用面でも頼ってもらえます。

 

以下の対比でその響きだけでも確認しましょう。なんとなくのイメージがわかると思います。笑

「文系営業職」なのに「フットサルやってます」→よくいる

「文系営業職」なのに「テニスやってます」→よくいる

「文系営業職」なのに「バドミントンやってます」→よくいる

「文系営業職」なのに「ジム通って次フルマラソン挑戦します」→よくいる

「文系営業職」なのに「毛先遊ばせている風貌」→よくいるチャラい人

 

⑦ 「研究開発してます」と言うと、「凄いね〜」か「頭良いいんだね〜」と言われる

初対面の人に「研究開発してます」と言うと、「頭良いんだね〜」とか「凄いね〜」と言われ、勝手に信用?評価?が上がるフシがあります。そう言うのが、ちょっと嬉しかったりします。言われた事がある人は以下の人たちです。

親戚、友人の友人、保険の営業マン、不動産屋の人、合コンとか上司に連れていかれるキャバクラとかで知り合う女の子などなど。

 

折角の機会なので、私がこれまで培った(キャバクラとかで初めて出会う)女の子に自己紹介するときのスキル(?)を新入社員や若手企業研究者の皆様にお伝えさせていただきます。

ぜひ、自分なりのスタイルを確立していただき、より良い研究開発職ライフをお過ごしください。

 

とりあえず個人的にカッコイイと思う「R&Dです」って言う自己紹介は、その辺のパリピ感の高い女の子には「R&B?」と、残念な返答をされてしまう確率が高く通用しませんでした。とりあえず最初は「会社で秘密なことを研究している」くらいのカジュアルさが大切ですね。そのあとに「女の子の名前を当てる方法を研究しているんだけどさ、」とか言って、適当にゲーム形式にでももっていけばいくらでも話は繋がりましたよ。「本当に研究なんてやってるの〜?」みたいな疑われ方をしたら儲けものです。これまで研究室に篭りまくり死ぬ思いで鍛えてきた鬼のような専門性を「軽めに」披露します。女の子の「何この人、凄い!」感が倍増します!笑 

 

これ以上記載してしまうと可愛い嫁から怒られるので辞めておきます(笑)

最後に

今回は研究開発職で良かったこと・面白いことを7つ取り上げました。今後も機会をみて嫌なこと・後悔したことなど色々書いていこうとおもいます。

 

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